26. 8時15分
8/5〜6で広島へ旅行。というか、平和式典参列の為にこの時に合わせて。
何年前だろう。初めて広島行って、本屋さんふらっと立ち寄って買った1冊。
読み直してみました。うるっとくる部分も多く…。
被爆を経験した青年が、ひたすら痛みに苦しむ中、何とか生き延び生き延び、生き延びたという話。かなあ。
被爆の話ははだしのゲンを読んでいたから視覚的にイメージはあった。今回は文字として。
大人になっからから、想像力が働き、震えた。
読んでいて苦しくて、でも現実起こったことなのだから。。
戦争。原爆。嫌だなあ。本当に、嫌だなあ。
そして今がどれだけ平和で幸せなのか、とつくづく、痛いほど感じたのでした。
この文打っていても、涙がふるふる出てきてしまう。。
床ずれが酷いのに気づいた女性が座布団持ってきてあげるという場面。
戦慄と絶望しかない悲惨な状況で、人間は善と悪のどちらに転がるのか?
この大変厳しい中でこそ、真の人間性が、問われるのかも、しれないねえ。。
この激痛に耐え続けるくらいなら、いっそ死んで楽になりたい
もうこのセリフが、もうもう全て全て!を表わしているように感じて。
被爆した苦しみ。どれだけの痛みなのか。
凄く伝わってきた。
お兄さんが戦死したことを知る場面。
兄が戻ってこないなんてー。そんなことは想像したこともなかった。、いかなる戦争も、兄の命を奪えるはずがないと思っていた。
この部分を読んで、どれだけ、どれほど、進示さんがお兄さんのことを愛していたか、支えとなっていたか。伝わりました。家族愛。素晴らしい。純粋に、いいと思った。
んで、この本を読み進めるうちに。ふつふつと、アメリカが憎い。やっぱりアメリカが許せなあ…。とゆー気持ちになりました。
でもそんな考えを吹っ飛ばしてしまう文章に出会えました。
アメリカ人を憎むのは間違いだ。確かに原爆を落としたのはアメリカたが、アメリカ人を責めるべきではない。悪いのはアメリカ人ではなく、戦争だ。
ああ。私は英語を勉強し、ほかの国のこと学んだつもりでいたけどまだまだだった。
そうだ。そうだ。
やはり1番悪いのは戦争なのだ。。
それでも。この科学技術が死ぬほど発展した、この現代でも。戦争がなくならないのは、難しいね〜。
戦争について、改めて考える、よい時間になりました。
読み直して良かった。